第3幕 山の中、夕暮れ
諦めないキショットとサンチョは盗賊達の追跡を続け、疲れてうたた寝をしてしまう。そこに盗賊団が現れる。サンチョは逃げ出すが、キショットは縛られ袋だたきに遭う。誇り高き騎士キショットは最期を覚悟し「主よ、我が魂を受け取り給え」と祈りを捧げる。その様子に感銘をうけた盗賊の頭は、キショットに「一体誰なのか?」と尋ねる。キショットが「我は遍歴の騎士なり」と信念を歌う。頭は盗んだ宝石を返すばかりか、この風変わりな老人に跪き敬意を表す。キショットは盗賊達に「神の御加護を」と祈り去って行く。
第4幕へ
オペラ名曲辞典TOP