【基礎データ】
若い恋人達へのエレジー/Elegie fur junge Liebende/Elegy for Young Lovers
作曲:ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ/Hans Werner Henze、(1926~2012 )
台本:ウィスタン・ヒュー・オーデン/Wystan Hyu Auden(1907~1973)、チェスター・カルマン/Chester Kallman、英語
ドイツ語訳:ルードヴィッヒ・ランドグラーフ/Ludwig Landgraf,ヴェルナール・シャハテリ/Werner Schachteli
初演:1961年5月20日、シュヴェツィンゲン/Schwetzingen、シュヴェツィンゲン離宮劇場/Schwetzingen The Rococo Theatre(オリジナル英語版初演、1961年7月13日、イングランド、サセックス州/Sussexグラインドボーン音楽祭/Glyndebourne festivalにて
演奏時間:合計約2時間30分
楽器編成:1 Fl(Picc.,Altfl. u. Altblfl. ad lib.) ,1Ob(EH) ,1Cl(Bs-Cl) ,Altsax,Fg/1Hr,1Tp,1Tb/Tim,6Perc(Glsp,Marimba,Vibr,3Trgl,6 Roehrengl,3Fingerzimb,3Kuhgl,3sus Cym,Cym,3TT,3Tomt,3Schellentr,3Bong,2SD,2BD,Mar,Woodbl,Metalbl,Flex/Cel,Mand,Guit,Hp,Pf/Str.
概説:「若い恋人達のエレジー」はドイツのシュヴェツィンゲン音楽祭の為に書かれたもので、ヘンツェ5作目(放送用を含めると7作目)のオペラである。台本はイギリスの詩人オーデンとカールマンによるためオリジナルは英語で書かれている。初演は成功を収め「ヘンツェ最初の傑作」と評価されるが、この後ヘンツェはオペラを既存体制への自己証明と批判して離れていく。そしてツェ・ゲバラに捧げるオラトリオなど、政治色の強い作品を書くようになる。しかし7年後にはオペラを「西洋文化の一つ」として認め、再びオペラ創作に戻るのである。
by MI
最終更新:2011年1月28日
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