【あらすじ】
<全1幕>
第1景/森の入口
1人の女が森の入口で立ち止まる。女は恋人に逢うために森へやって来たのだが、不気味に静まり返る深い森を目の前に恐怖を覚える。しかし彼女は気を取り直し、月明かりを頼りに歌いながら森の中へと入っていく。「この中へ?
Hier hinein?」
第2景/深い森の中
女は森の中へと入ったものの、暗闇の恐怖からか全てのことが怖くなる。周りの木々から足元を触る木の幹や枝…。鳥の囀りにさえ驚き取り乱し、彼女はつまずき転びながら必死でその場から逃げようとした。「これはまだ道なの?
Ist das noch Weg?」
第3景/森の中の空地
森の中を進んでいった女は空地に出る。しかしここでも枝の葉や茸など、微かに動く全てのものに怯え、小さな物音を聞いても「獣では?」と驚き走り出す。
第4景へ
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