第3幕
王とシロコは湖の前の庭でラズリの発見を待ちわびている。そこへ警視総監がやってきてラズリの死亡を告げると、酒でも飲んで気を紛らわせようといって酒を取りにいく。そこへ潜水して助かったラズリが現れ、「くしゃみのクプレ」を歌う。王とシロコは酒をもって再び現れ、酒の二重唱を歌う。そこへ意気消沈したラウラとアロエスが様子を見にやってくるとラズリは姿を現し、自分は死んだ事にして城門で再会しましょうといって去る。そこへ王がやってきて余命わずかなこの時間を思う存分楽しもうとラウラと結婚し子供を儲けると言い出す。婚礼の用意が整うとシロコがやってきて時計を一時間遅らせたことを思い出させ、死の時間があと5分後と告げる。ラウラに結婚式をやめるといって死への用意をする。5時を知らせる鐘がなる。しかしなんの変化もなし。シロコの星占いがインチキだと憤慨していると、そこへ警視総監が現れ、ラズリを連行する。一命を取り止めた王が先ほど中止した結婚式を続行するというと、ラズリは自殺すると叫び、皆で止めに入り、フィナーレとなる。(幕)
(C)東京オペラプロデュース
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