第4幕 聖ジャコモ修道院
フェルナンドは絶望して修道院に戻っていた。修道院では亡くなった王妃の死を悼む祈りが捧げられている。そこに瀕死の尼僧が現れ倒れる。助け起こしたフルナンドは、その尼僧がレオノーラと知っておののく。レオノーラは最後の力を振り絞り、騙すつもりはなかったと許しを請う。心を打たれたフェルナンドは今度こそ愛の生活を…と言うが、時既に遅く、安らぎを得たレオノーラはフェルナンドの腕の中で息絶える。フェルナンドの悲しみの絶叫が響き渡る。(幕)
もどる
オペラ名曲辞典TOP