第3幕
第1場/女大公殿下の宮廷
異例の昇進までさせてやったフリッツが、村娘ヴァンダと結婚すると聞き、すっかり裏切られた気分の女大公殿下は、フリッツを快く思わないブン大将や、婚約者のポール殿下たちと復讐の計画を立てている。その場には女大公殿下の元家庭教師ピュック男爵の他に、もう1人、ポール殿下の宮廷のグロック男爵が加わっていた。ところが女大公殿下は、男前のグロック男爵にこれまた一目惚れする。するとフリッツへの怒りも治まり、復讐計画も、命まで奪わずに痛い目に遭わせるだけ…ということになった。女大公殿下はグロック男爵に自分の宮廷に来るように言うが、そこはポール殿下に恩義のあるグロック男爵、ポール殿下との結婚が決まらねば、行けないと答える。ここで女大公殿下は、とうとうポール殿下との結婚を決めることにした。
その後、陰謀など何も知らないフリッツは、ブン大将から「敵が攻めてきたので将軍は出陣を!」と急かされ、愛するヴァンダを残し戦場へ向かう。
第3幕第2場へ
オペラ名曲辞典TOP