【基礎データ】
グロリアーナ/Gloriana
作曲：ベンジャミン・ブリテン/Benjamin Britten (1913-1976)
台本：ウィリアム・プロマー/William Plomer 英語
原作：リットン・ストレイチー/Lytton Strachey (1880-1932) 「エリザベスとエセックス/Elizabeth
and Essex」
初演：1953 年6月8日 コヴェント・ガーデン/Covent Garden, ロイヤル・オペラハウス/The
Royal Opera House
演奏時間：
第1幕第1場20分,第2場24分
第2幕第1場19分,第2場9分,第3場22分
第3幕第1場19分,第2場11分,第3場24分
合計約2時間28分
楽器編成： 3Fl(2Pic),2Ob,EH,2Cl,Bs-Cl,2Fg,K-Fg/4Hr,3Tp,3Tb,Tub/Tim,4Perc(Glsp/T.Bells/Gong/SD/TD/BD/Cyms/Whip/Wdbl/Tamb/Tgl)/Hp/Str/stage
band: historical instruments
概説：「グロリアーナ」はエリザベス二世戴冠の祝賀に向け、オペラハウスより依頼された作品である。戴冠式の6日後に初演されたもののあまり評判は得られず、以後ほとんど上演の機会は得られなかった。しかしながら数々の舞曲、リュートや笛を効果的に使った歌曲(特に甘く切ない「第2のリュートの歌」はエセックス伯爵自身の詩を用い、エリザベスが死を予感する終幕でも使われる)、仮面劇、バラッド、マーチ、華麗なアンサンブル、美しいデュエットやカルテットと次々に繰り出される音楽は多彩で、大変に魅力的である。1984
年の再公演を機に評価を得たのは当然の事で、まさに20世紀オペラの代表作である。
by MI
最終更新：2009年12月16日
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