第2幕
父クレスペルは胸の病気の娘アントニアを案じて歌を歌わないように諭す。父は下男のフランツに誰も家に入れないようにと言って出かける。が、見舞いに来た恋人ホフマンを中に入れてしまう。クラヴィコードを弾きながら二重唱を歌う。そこへ父が帰ってきたのでホフマンは物陰に隠れる。まもなく医者ミラクルが診察に来てクレスペルが追い帰えそうとするが入ってきてしまう。医者はアントニアに歌えといい、悪魔の薬を飲ませようとする。ホフマンも身の上を案じて物陰から出て父と共にやめさせる。父と医者が退場するとホフマンはアントニアと手を取り合い、もう歌わないよう約束させ帰っていく。アントニアが歌をやめる決意でいると、再びミラクルと妖術を使って呼び出した母の亡霊が現れ、彼女に歌えと迫る(三重唱)。アントニアは苦痛の中で歌う。この騒ぎに父が駆け込んで来るがアントニアは息を引き取る。ホフマンも駆けつけ彼女の死を嘆き悲しむ。
つづく
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