イザベッラは公爵に、今夜誘拐されそうなので助けてくれと願う。「優しくいとしい方に」。公爵はその願いを聞き入れる。夜になりバトーネが現れ、タラボットの家に忍び込む。タラボットとイザベッラは木陰に隠れている。公爵は従者とともに洞窟に隠れる。オルモンドが現れ、家の中がもぬけの殻であると報告を受けるので、確かめるために自ら家の中に入っていく。家の外に残ったバトーネの前に公爵が現れる。公爵は驚くバトーネに、オルモンドがイザベッラ(リーザ)を狙う訳を聞くように命じ、再び隠れる。オルモンドが家から出てくると、バトーネは何故イザベッラ(リーザ)を誘拐するのか聞く。オルモンドは、リーザは公爵夫人に間違いなく、自分の仕掛けた悪事がばれるのでさらわなければならないと答える。それを聞いた公爵は飛び出して、部下にオルモンドを逮捕させる。オルモンドは観念して自殺を試みる。そこにタラボットとイザベッラが現れる。タラボットはイザベッラのこれまでの事情を話す。イザベッラは公爵を許し、感激の抱擁をする。オルモンドは罰せられ、バトーネはイザベッラのとりなしで許される。再び結ばれた公爵とイザベッラの喜びのうちに幕となる。
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