第2幕:ウィーン
商業顧問官の家。商業顧問官、オペラ歌手、法律顧問官、指揮者のシュトローがローベルトの妻の悪口を言いながらトランプで遊んでいる。ローベルトが現れ妻をのろけていると、その妻からの電報が届く。離婚の通告にびっくり仰天するロバート。ミチの名前が出たところでシュトローがびっくり! シュトローはロバートに「君はミチのこと知っているのか?」と聞くが、ロバートは否定して出ていく。ベルリンのクリスティーネは公証人に離婚の相談に出向くが、ローベルトをよく知る公証人は手続きを進めない。一方ウィーンのローベルトはウィーンの遊園地をさまよいながら悩んでいる。そこにシュトローが現れ事件の顛末を語る。つまり、ミチはシュトローの恋人で、シュトローに恋文を出すので電話帳で住所を調べ、誤って同じような名前であるローベルト・シュトルヒに出してしまったのである。ローベルトはシュトローに妻への伝言を託する。ベルリンのシュトルヒ家。家出の為の荷造りをしているクリスティーネの所へ、シュトローが夜行列車で駆けつける。事情を説明したところでローベルトが家に戻るが彼女はご機嫌ななめ。そこに男爵が立ち寄り、気まずくなり、直ぐ去る。ローベルトは妻と男爵のことがウィーン中の噂になっているというと、クリスティーネも謝罪するしかない。お互いに誤解を解いたところで、愛を確認する二人だった。(幕)

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