第3幕:幻想的なエピローグ
町はずれのゴミ捨て場。夜、浮浪者たちがゴミをあさっている。一人が死体を見つける。彼らは死体から着物や装飾品を取ろうとするが、死体だと思っていたのに急に動き出すので驚いて逃げ出す。それは瀕死の重傷を負ったイリスだった。大阪、京都、父親のチェーコがそれぞれのエゴイズムでイリスを失った気持ちを歌う。しかしやがて夜が明け、大気は光に包まれる。イリスは太陽だけは自分を見捨てなかった彼女は感謝し、苦痛から解放されて息を引き取る。あたりに花が咲き乱れ、太陽賛歌の合唱で幕。
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