【基礎データ】
アルルの女/L`Arlesiana
作曲:フランチェスコ・チレーア
Francesco Cilea/1866~1950
原作:アルフォンス・ドーデ
Alphonse Daudet/1840~1897
台本:レオポルド・マレンコ
Leopoldo Marenco/1813~1899
初演:ミラノ,テアトロ・リリコ
Milano Teatro Lirico
4幕もの/1897年11月27日(3幕もの/1898年)改訂版/1912年3月28
演奏時間:全3幕1時間36分(第1幕/31分、第2幕/30分、第3幕/35分)
楽器編成:3Fl,3Ob,EH,2Cl,2Fg/4Hr,3Tp,3Tb,Tuba/Timp,Perc(BD,Cym,Trgl,SD,Glock,T-Bells)/Hp,Cel,Org/Str
概説:「アルルの女」はドーテの「風車小屋より」の中の短編小説とそれに基づく3幕の戯曲である。アルルの女自身は登場せず、アルルの女に恋をした男の悲劇である。同戯曲による、ビゼーの管絃楽曲も有名で、中でもフルートとハープの「メヌエット」は広く知られている。チレーアは当初この戯曲で4幕もののオペラを作曲したが、不出来であったため、翌年には3幕ものに書き直している。しかしそれでも作品の完成度は低く、14年後に新しいアリアやシーンを書き足し改めて初演を行った。1937年にさらに前奏曲を加え高い評価をえる。4幕ものとしての初演から実に40年もの歳月が費やされている。現在では全幕演奏されることは稀であるが。テノールの名アリア「フェデリコの嘆き」は演奏会などでたびたび歌われている。
byMI
最終更新:20080711
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