ジョコンダ
La Gioconda
作曲者:アミルカーレ・ポンキエッリ
Amilcare Ponchielli/イタリア、1834~1886
原作 :ヴィクトル・ ユゴ−/Victor Marie Hugo/1802~1885
戯曲「パトヴァの暴君、アンジェロ」/Angelo,tyran de padoue
台本:トビア・ゴッリオ/Tobia Gorrio
時と場所:17世紀.ヴェネチア
初演:1876年4月8日ミラノ・スカラ座
演奏時間:2時間45分(第 1幕55分、第2幕35分,第3幕40分、第4幕35分)
楽器構成:2Fl,Pic,2Ob(EH),2Cl,2Fg/4Hr,4Tp,4Tb,Tub/Tim,3Perc(Glock,Trgl,BD,Cym)/2Hp,Org/Str
概説:ポンキエッリが生きた時代は、イタリアオペラ界の巨人ヴェルディの活躍期と完全に一致している。そのためポンキエッリは最初からヴェルディとの比較を免れないという重圧を背負わされていた。ポンキエッリは生涯で8曲のオペラを作曲した。「婚約者」「ジョコンダ」「リトアニア人」は当時好評を博し、ヴェルディの後継者との評価もあったが、今日では「ジョコンダ」が時折演奏される程度である。しかしポンキエッリはミラノ音楽院作曲科教授時代にプッチーニやマスカーニを育てた教育者としての業績を持つことも忘れてはならない。ポンキエッリは1875年に「ジョコンダ」の作曲に着手した時点では、台本に全く満足していなかった。そこで台本作者ゴッリオ、編集者リコルディと何度も練り直し1876年の初演を迎えるが、出来ばえに満足できず、1879年ジュノバ公演の際に大改訂を行った。現在演奏される「ジョコンダ」はこの改定版がほとんどである。第3幕第2場で導入される、バレエ「時の踊り」はCMなどでも使われ、誰でも一度は耳にたことのあるメロディーである。
by MI
最終更新:20080616
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