【あらすじ】
第1幕 パリにあるマグダのサロン
この家の女主人マグダはパリの銀行家ランバルドの愛人である。毎日友人達とカードや洒落た会話で悠々自適の生活を楽しんでいる。サロンの中心人物でもある詩人プルニエは恋愛論を語り、ピアノの弾き語りで新作の詩「ドレッタの夢」を歌い始めるが最後を歌いあぐねているところを、マグダが引き受け、「ドレッダの ”美しい” 夢」を歌いお客たちは魅了される。そこへ銀行家のランバルドが現れ、真珠の首飾りを愛人のマグダにプレゼントする。友人達は羨むが、マグダはそんな贈り物よりも純粋だった昔の恋に想いを馳せている。ロマンティストのプルニエはマグダの気持ちを察して、女性たちの手相を見はじめる。そして「マグダは恋に落ちて、つばめのように海をわたっていくでしょう。しかし恋は終わり、再びつばめが戻るように、あなたもこの地に戻ってくるでしょう。」と告げる。そんななか、銀行家ランバルトの友人の息子ルッジェーロがランバルドに会いに来る。マグダはこのルッジェーロに強く惹かれる。プルニエの占いに刺激されているマグダは、恋への衝動を抑えられず、何を思いついたのか、小間使いリゼットの服を借りて変装をする。一方リゼットも詩人プルニエに誘われ、マグダのドレスを無断で借用し出かけていく。2人が去ったあと、小間使いのなりをしたマグダも浮き立つ心を抱いて出かけていく。
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