【あらすじ】
時と所:1800年頃・スイスのチロル地方
第1幕/チロル地方のホッホシュトッフ村
村の地主シュトロミンガーの70才の誕生日を祝うため、人々が集まっている。ツィター弾きの少年ヴァルターも、ツィターの音色と共に美しい歌声を披露する。射撃大会が始まった頃、隣町の狩人ハーゲンバッハが獲物の熊を持って現れ、あまりにも大きな顔で狩りの腕の自慢話をするので、主役のシュトロミンガーは面白くない。ついついハーゲンバッハの話にケチを付け二人は小競り合いを始めてしまう。そこへシュトロミンガーの娘ヴァリーが現れ喧嘩の仲裁に入るが、ヴァリーはハーゲンバッハを見るなり恋に落ち、シュトロミンガーは「ハーゲンバッハに娘をやるくらいなら…」と娘に想いを寄せる執事ゲルナーとの結婚を決めてしまう。そして嫌がるヴァリーに「結婚するか出て行くかだ!」と迫り、ヴァリーは泣く泣く「私は遠くへ行きましょう(さようなら、ふるさとの家よ)Ebben?
Ne Andro Lontan」と歌うと、お供を買って出たツィター弾きのヴァルターと共に家を出る。
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