第4幕/雪山の山頂
ヴァルターと共に雪山に登ったヴァリーは、ヴァルターを帰すと一人淋しく歌い出す「万年雪に囲まれて Eterna a me d'intorno」。そこへハーゲンバッハがやって来て「本当に愛しているのは君だ」と告白。二人は互いに過去の過ちを詫び、固く抱き合う。ところがその時いきなり強風が吹き出し、体を離したハーゲンバッハを大きな雪崩が飲み込んでいく。谷底に落ちて行くハーゲンバッハの姿をただ呆然と見つめていたヴァリーは、自らもまた谷底を目指し身を投げる。(幕)
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