泥棒かささぎ
La gazza ladra
The Thieving Magpie
ロッシーニ
Giaocchino Rossini(1792-1868)
台本:ゲラルディーニ/Givanni Gheraddini
原作:ドヴィニとケニエの戯曲 1815
初演:1817年5月31日スカラ座(ミラノ)
上演時間:3時間15分
場所:パリからほど近い農村
楽器編成:
2Fl(2Pic),2Ob,2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,3Tb/Tim,BD,Trgl,2SD,Bell/Strings,Continuo
概説:
新人の台本作家ゲラルティーニがスカラ座の台本コンテストに応募した「代官らへの通知」は受賞はしなかったが、その2年後ロッシーニが取り上げて「泥棒かささぎ」となった。速筆で知られるロッシーニが2ヶ月という長期をかけて書いたこの作品は、オペラ・ブッファとオペラ・セリアの中間に位置する性格で、セミ・セリアと呼ばれ、明と暗、陽気さと深刻さの対比が美しい仕上がりになっている。ロッシーニのオペラ中、傑作と言われる部類に入れられる。泥棒していたのは実はカササギでしたという可愛らしいハッピーエンドで、現在も人気のある作品であり、序曲は単独でもよく演奏される。
最終更新:20100712
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