第3幕「恥辱」
第1場ミラノ聖アンブロージョ聖堂の墓地。
アリーゴは死の騎士団に参加して祖国に命を捧げることを誓う。合唱「この濃い暗闇の中で」
第2場ロランドの城の一室
アリーゴへの愛に苦しむリーダは召女のイメルダに「もう一度会いたい…」とアリーゴへの手紙を託す。そこへロランドが出陣を前に妻と子に最後の別れを告げにきた。アリア「イタリアの血をつたえよ」。ロランドはアリーゴを呼び、アリーゴに後方軍に残りミラノ守備軍を指揮せよと指示し、自分が死んだ時は妻と子を頼むとアリーゴに託す。アリア「もし戦いの朝に」。アリーゴは動揺しながらも友の願いを聞き、立ち去る。そこにドイツ人捕虜マルコヴァルドが現れる。彼はリーダが召女に託したアリーゴへの恋文を奪い取り、ロランドに示した。友と妻に裏切られたロランドは激怒する。
第3場ロランドの城の塔の一室
リーダはアリーゴに愛を告白する。そこにアリーゴの裏切りを知ったロランドが現れ、アリーゴとリーダを部屋の外から鍵をかけて閉じ込めてしまう。軍の出発する音が聞こえ、戦いの前に姿を隠したと思われる恥辱よりは死ぬ方がよいと、アリーゴは高い塔から飛び降りる。リーダは失神する。
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