第1回十字軍のロンバルディア人
時と場所:1099年/ミラノ,アンティオキア,エルサレム
あらすじ:第1幕「復讐」
ミラノの聖アンブロジア寺院の前の広場
「前奏曲(28小節)と導入」美しいヴィクリンダを巡ってローマ貴族の兄弟アルヴィーノとパガーノは争っていたが、ヴィクリンダはアルヴィーノと結ばれ、パガーノは兄を殺す企みを計り追放された。聖地巡礼を終えパガーノは故郷に戻るが、幸福な二人を見て再び兄への憎しみをつのらす。そこへ司祭が現れアルヴィーノに異教徒に奪われた聖地を取り戻すべく指導者になるように呼びかける。「修道女たちの合唱、情景、詠唱と刺客たちの合唱」。パガーノはヴィクリンダの忘れ得ぬ思いとアルヴィーノへの復讐を歌う。「おお、復讐への喜びよ」
ファルコ宮殿の回廊、アルヴィーノの部屋。ヴィクリンダと娘ジゼルダが不安にかられている。「ああ、聖なる乙女よ」と祈る。パガーノが刺客を連れアルヴィーノの部屋へ忍び込む。しかしパガーノは誤って父親を殺してしまう。絶望するパガーノ。
つづく
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