第2幕
その夜嵐の中、エンリコはエドゥガルドの住まいを訪ね、2人は夜明け前にラヴェンスフォードの墓地で決闘の約束をする。一方、城内の大広間では結婚の祝宴が続く中、ライモンドが恐ろしい知らせを持って駆け込んで来る。ルチアが新婚の夫を殺して気がふれたと言う。そこへ髪を振り乱し血の気の失せたルチアが現れ、エドゥガルドとの愛の幻「優しいささやき」を歌い息絶える。(狂乱の場)その頃何も知らないエドゥガルドは「我が祖国の墓よ」を歌い、ただ死を考えエンリコを待っている。そのとき葬列の行列が通る。ライモンドからルチアがエドゥガルドを求め狂って死んだことを告げられる。絶望したエドゥガルドはルチアと天国で結ばれることを願って自ら胸を刺して死ぬ。(幕)
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