第3幕牢獄:
計画の失敗を嘆くチンナとジューニアの身を案ずるチェチーリオ。チェーリアは兄のシッラを説得すると約束する。シッラの許可を得てジューニアが現れ、チェチーリオと死を覚悟して誓い合う。チェチーリオは衛兵に連行され、一人残されたジューニアはチェチーリオの亡霊を見る。「亡霊の場面」
大広間:
元老院を前に、シッラはチェチーリオを裁く。追放されているにもかかわらず、君主を殺害しようとしたチェチーリオに対して、 当然死刑の判決が下ると思われたが、判決はジューニアとの結婚を許可するという意外なもの。また反逆を計画したチンナにも、チェーリアとの結婚が許された。さらに追放された市民に恩赦を下し、シッラ自身も独裁官の地位を放棄する。諸悪の根元は権力欲であり、魂にとって大切なことは潔白と徳だと語る。合唱がシッラの偉大さを唱え幕となる。(幕)
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