ルイーザ・ミラー
Luisa Miller
Giuseppe Verdi
原作:シラーの戯曲「たくらみと恋」
台本:伊/サルバトーレ・カムマラーノ/Salvatore Cammarano
ドイツ語訳:ゲオルク・ゲーレル
初演:1849年12月8日ナポリ/Teatro San Carlo di Napoli
演奏時間:140分
序曲6分秒、第1幕54分、第2幕39分、第3幕41分
時所:17C前半(伊/リコルディ版)18C前半(ドイツ語版)チロル地方の一公国
楽器編成:
Picc,2Fl,2Ob,2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,3Tb,Tub/Tim,Perc,Bell/Hp,Org/Banda/Str
概説:
原作は、ベートーヴェンの第九、歓喜の歌の詩を書いたシラーである。原作「たくらみと恋」は、自由な市民による社会を夢見たシラーが、支配階級と下層の対立を根本的軸として仏革命直前に書いたもの。オペラ台本では、家族間での悲劇、恋による事件が焦点となるが、身分違いの恋という点で共通し比較される椿姫とは、こちらは領主の圧力が事件へとつながることで異なり、やはりシラーの物語の特色が出ている。
ヴェルディの28のオペラの15曲目で、中期の名作であり、合唱シーンが重要な要素となり合唱団の力量が問われる。後期の他の大作の陰になって日本ではあまり上演されないが、序曲と、第2幕のロドルフォのアリア「穏やかな夜に」は単独でもよく演奏される。
最終更新:20100726
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