マクベス
Macbeth
ヴェルディ
Giuseppe Verdi
伊/1813-1901
初演:1847年3月14日/フィレンツェ・ペルゴラ劇場/Teatro della Pergola
台本:フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ/Francesco Maria Piave
演奏時間:
第1幕49分(17,32)
第2幕28分(7,8,13)
第3幕34分
第4幕48分(13,12,23)
合計2時間39分
楽器編成:
(Ricordi) 2Fl,3Cl(EH),3Cl(Bs-Cl),2Fg/4Hr,2Tp,3Tb,Tub/Tim,Perc(BD,Cym,TT)/Hp/Str
Banda:2Ob,6Cl,2Fg,K-Fg
(Kalmus) 2Fl(Pic),2OB,2Cl,2Fg/4hr,2Tp,3Tb,Tub/Tm,Perc/Hp/Str/10Banda
概説:
歌劇「マクベス」(ヴェルディ)
いうまでもなくイギリスの文豪、シェークスピアの悲劇を原作にしたオペラで、ヴェルディはこのほか「オセロウ」、「ファルスタッフ」と、シェークスピアの戯曲に取り組んでいるが、若い頃からシェークスピアに深く傾倒して、イタリア語訳による全集をベッドの枕元に置いて、絶えず愛読していたといわれ、ほかに「リア王」もオペラ化を計画していたらしい。
このオペラはあくまでも主人公はマクベス夫人で、テノールが脇役に徹しているのが特徴といえる。タイトルロールはバリトンであり、全体に陰惨な印象を与えるのは確かだろう。それにマクベス夫人を演じるソプラノは、極めてドラマティックな声の強さと、極限的な歌唱力を要求されることになり、並の実力の歌手では務まらない難しさがある。ヴェルディにとっては、9作目のオペラに当たり、1847年の3月10日フィレンツェで初演された。
(C) 出谷 啓
最終更新:2008年1月27日
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