第5幕 ル・アーブル港への街道
デ・グリューは父親である伯爵のとりなしで釈放されたが、マノンは植民地に流刑が決まり、ル・アーブル港に護送されてくる。デ・グリューとレスコーはマノンを取り戻そうと人夫を雇って護送兵を狙撃しようと待ち構えていたが、おじけづいた人夫達はみな逃げ出してしまう。仕方なくレスコーが賄賂を使いマノンとの面会が許される。投獄生活で病気になり、衰弱しきったマノンはみじめな囚人服をきて現れ、デ・グリューの腕の中に倒れ込む。マノンは人生の終わりにやっと真実の愛に目覚め、デ・グリューに許しを乞う。一緒に逃げようと励ますデ・グリューに、この幸せの中で死んでいけるだけで十分だと答える。過ぎた日々を思い、最後の力を振り絞りデ・グリューを愛していると告げる。死に行くマノンにデ・グリューは「この手を握りしめているのは、私の手ではないのでしょうか?」とかつてマノンが甘くう歌ったアリアを歌う。マノンもこれに和して最後のデュエットとなる。力尽きるマノンは「これがマノン・レスコーの身の上です。」と言い残して息を引き取る。デ・グリューが腕の中で息絶えた最愛のマノンの上に泣き崩れて悲恋の幕が閉じる。
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