【基礎データ】
マリーア・デ・ルーデンツ/Maria de Rudenz
作曲者:ガエタノ・ドニゼッティ/Gaetano Donizetti(1797~1848)
台本:サルヴァトーレ・カンマラーノ/Salvatore Canmarano(1801~1852)、イタリア語
原作:アニセ=ブルジョワ/Anicet-Bourbeois、キュヴェリエ/Cuvelier,マリアン/Mallian共作「血まみれの尼僧」、フランス語
初演:1838年1月30日、ヴェネツィア/Venezia、フェニーチェ劇場/Teatro La Fenice
演奏時間:第1幕56分、第2幕32分、第3幕30分、合計約1時間58分
概説:「マリーア・デ・ルーデンツ」は不死鳥の名を持つフェニーチェ劇場が、その名の通り1836年の火災からの再建公演として依頼したオペラで、1837年に妻を失ったドニゼッティが失意の底で手掛けたものである。円熟期の作品だけに音楽的内容は高いが、当時としては刺激的で、血なまぐさい筋立てだったために初演は失敗に終わった。その結果デビュー依頼続いていたフェニーチェ劇場との契約も切られてしまった。しかし1841,1843年にローマでの再演では成巧をおさめた。その後時代の方がドニゼッティの斬新さに追い付くかっこうで上演され、1980年には約150年の時を経てフェニーチェ劇場に大成功をもたらした。
by MI
最終更新:2011年7月6日
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