第3幕 森の居酒屋
プランケットが酒を飲んでいると、狩りに訪れた女王の一行が通りかかる。 その中にナンシーを見つけたプランケットは、彼女を連れ戻そうとするが、 ナンシーは別人だとしらを切り、行列の中の女官や狩人にさえぎられ、 プランケットは取り残されてしまう。 一方ハリエットのことが頭から離れないライオネルは、その想いを歌う。(『夢のように』) そのとき、トリスタンから離れ、一人歩いているハリエットに出会う。 ライオネルは思いの丈を伝えるが、ハリエットは自分の身を悟られまいと、彼のことを知らない男だと言い放つ。 そうこうするうちに、駆けつけたトリスタンや女官たちに、ライオネルは捕らえられてしまう。 良心を苛まれるハリエットとナンシー。 ライオネルは捕らえられる際、亡き父から受け継いだ指輪を女王に見せてくれるよう、プランケットに頼む。
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