【基礎データ】
五月の夜
May Night
作曲:ニコライ・アンドレーエヴィッチ・リムスキー=コールサコフ
Nikolai Andreyvich Rimsky-korsakov (1844-1908)
台本:作曲者、ロシア語
原作:ニコライ・ヴァシリエヴィッチ・ゴーゴリー
Nikolai Vasillievich Gogol (1809-1852)
短編集「ディカーニカ近郊夜話/Evenings on a Farm Near Dikanka」より第1部「五月の夜、または溺れ死んだ乙女/May
Night, The Drowned Maiden」、ロシア語
初演:1880年1月9日、サンクト・ペテルブルク/Saint Petersburg、マリイーンスキイー劇場/Mariinsky
Theatre
演奏時間:序曲9分,第1幕41分、第2幕第1場10分,第2場14分、第3幕37分、合計約1時間52分
楽器編成: 序曲:2Fl,2Ob,2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,3Tb/Tmp/Str
概説:リムスキーはグリンカの愛弟子ロシア五人組の一人で民族主義に基づく芸術を志していた。反西欧主義でありながら管弦楽法の大家であり、特に和声学についての著書は日本でも知られた教科書である。また優れた教師として、ストラヴィンスキー、シベリウス、プロコフィエフ、レスピーギ、ラフマニノフら才能ある多くの人材に影響を与えた。「五月の夜」はゴーゴリーがウクライナ民謡をもとに書いた短編集を原作としている。昔から語り継がれた民話の世界を、民謡や民族楽器をふんだんに使い、幻想と現実を去来する洗練された芸術作品に仕上げて聴きごたえがある。
by MI
最終更新:2009年12月16日
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