【基礎データ】
オべロン(妖精の王) Oberon(Konig der Elfen)
作曲:カール・マリア・フォン・ヴェーバー
Carl Maria von Weber (独1786-1826)
台本:ジェームス・ロビンソン・プランシェ
James Robinson Planche(英語)
テオドール・ヘル
Theodor Hell(独語訳)
原作:クリストフ・マルティン・ヴィーラントの叙情詩「オべロン」(ウィリアム・ソザビイ翻訳)
初演:1826年4月12日
コヴェント・ガーデン(ロイヤル・オペラ・ハウス)
Covent Garden(Royal Opera House)(ロンドン)
演奏時間:約2時間25分(プロローグ10分,第1幕45分,第2幕45分,第3幕45分)
楽器編成:2Fl(2pic),2Ob,2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,3Tb/Tim,Perc/Str
概説:ロンドンのコヴェント・ガーデンから作曲依頼を受けたヴェーバーは、余命数年という結核を患った体でこの仕事を受け、命を削る覚悟でロンドンへと渡った。多忙な中台本への不満がありながらも残った部分を作曲し、初演直前には歌手たちからの我が儘な要望でいくつかの曲の手直しを強いられたものの、初演は大成功を収めた。支離滅裂な台本に対して曲自体の出来は素晴らしく、特に序曲は単独で演奏されることも多い。しかしヴェーバーは初演から約二ヶ月後のドイツへ帰る前の晩に亡くなり、このオペラは彼の最後の作品となった。
by Ikumi
最終更新:2010年11月3日

RETURN
オペラ名曲辞典TOP