【基礎データ】
オルフェオとエウリディーチェ(オルフェとウリディス)
Orfeo ed Euridice(Orphee et Eurydice)
作曲:クリストフ・ヴィリバルト・グルック
Christoph Willibald Gluck(1714-1787・独出身、オーストリアとフランスで活躍)
台本:ラニエリ・デ・カルツァビージ
Ranieri de' Calzabigi(伊語:ウィーン初演版)
ピエール・ルイーズ・モリーヌ
Pierre Louis Moline(仏語:パリ初演版)
原作:ギリシャ神話、特にオウィディウスの詩集「変身(転身)物語・第10巻第1章」
初演:1762年10月5日
ブルク劇場(ウィーン:伊語)
Burg Theater
1774年8月2日
王立音楽アカデミー(パリ:仏語)
Academie royale de musique(現在のパリ・オペラ座)
演奏時間:約1時間40分(プロローグ5分,第1幕25分,2幕40分,第3幕30分) ウィーン版
楽器編成:
2Fl,2Ob(EH),2Cl,1Fg/2Hr,2Tp,3Tb/Timp,Perc/Hp/Str
概説:グルックがカルツァビージと行なった「改革オペラ」最初の作品(その後手掛けた「アルチェステ」「パリデとエレナ」と共に「改革オペラ3作」とされる)。グルックたちはこの改革で、それまでのオペラ・セリア(イタリア正歌劇)の複雑な形式を、イタリア・オペラとフランス・オペラの伝統を統合させた分かり易い形にまとめ、より演技と音楽を密着させることを試みた。当時この改革オペラの評価は賛否両論あり、グルックの生前中は評論家たちの議論の的となっていた。
by Ikumi
最終更新:2009年12月16日
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