【基礎データ】
オルレアンの少女
(ジャンヌ・ダルク)
Orleanskaya Deva
The Maid of Orleans
作曲:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
Peter Ilyich Tchaikovsky(露1840-1893)
台本:作曲者(露語)
原作:フリードリッヒ・フォン・シラー(独)の悲劇「オルレアンの少女」
(ヴァシーリー・アンドレヴィッチ・ジューコフスキー露語翻訳)
初演:1881年2月25日
マリインスキー劇場(サンクトペテルブルク)
Mariinsky Theatre
演奏時間:約2時間50分(第1幕45分,第2幕60分,第3幕45分,第4幕20分)
楽器編成:3Fl(Pic),2Ob.EH,2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,2Cort,3Tb,Tb/Tim,Perc(Trgl,Tambn,SD,BD,TT, Bell (C)/Hp,Org/Str
offstage:3Tp, Wind Band
概説:初演から大成功を収め、チャイコフスキーのオペラでは初めて国外上演された作品。しかし評判がよかったにも拘わらず、初演2週間後に皇帝が暗殺されるという事件が起こり、それに伴う娯楽の自粛政策のために上演期間は短縮された。そして20世紀に入るまで上演の機会に恵まれなかったこの作品は、再演の時には既に時代遅れの感が否めない状態となってしまっていた。当初ソプラノに設定されていた主役ジャンヌ・ダルクの声部は、その後メッゾ・ソプラノでの改訂版が出されている。
by Ikumi
最終更新:2009年9月27日
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