【基礎データ】
パルミーラのアウレリアーノ
Aureliano in Palmira
作曲:ジョアッキーノ・ロッシーニ
Gioacchino Rossini(伊1792-1868)
台本:ジャン・フランチェスコ・ロマネッリ(フェリーチェ・ロマーニとの説もあり)
Gian Francesco Romanelli(伊語)
原作:不明(主要登場人物は実在。33代ローマ皇帝の娘プブリア→史実では34代皇帝の息子プブリウス)
初演:1813年12月26日
スカラ座(ミラノ)
Teatro alla Scala
演奏時間:約2時間35分(プロローグ10分,第1幕80分,第2幕65分)
楽器編成:2Fl,2Ob,2Cl,2Fg/2Hr,2Tp/Tim.BD/Str
概説:ロッシーニのオペラの中で唯一カストラート(去勢した男性歌手)向けに作られた作品。オペラの構成自体はあまり評価されなかったが、曲の内容が良かったためにその後の彼の作品(特に代表作「セビリアの理髪師」)にはここから多くの曲が転用されている。名曲である序曲は、手直しをされた後「エリザベッタ(1815年)」から「セビリア(1816年)」の序曲に再転用。全体を通してアリアやコーラスまでもが「セビリア」に使われ、両者の関係をとても無視できないものとなっている。
by Ikumi
最終更新:2013年3月13日
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