リゴレット
Rigoletto
ヴェルディ
Giuseppe Verdi
伊/1813-1901
初演:1851年3月11日ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場
台本:ピアーヴェ/Francesco Maria Piave
演奏時間:第1幕50分/第2幕25分/第3幕32分/合計約2時間
楽器編成:
2Fl(Picc),2Ob(EH),2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,3Tb,Tuba/Timp,G.C./Str
舞台上:2Vl,Vla,Kb
舞台裏:Banda,GC,Bell
概説:
この作品はヴェルディの26のオペラの中では、最初の成功作であるといわれている。原作はフランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの戯曲「逸楽の王」で、王様のご乱行を扱った内容のため、台本の段階で上演禁止処分を受けたのだった。ただ当時の保安長官マルテロが、大のヴェルディ・ファンだったため、登場人物の名前と役柄、それに場面の模様替えをするとの条件で、上演が可能になり、僅か40日間で作曲が完成したという。舞台はフランスのパリから、北イタリアのマントヴァに変わり、人物もフランソワ1世がマントヴァ公爵、せむしのトリプーレがリゴレット、娘のブランシュがジルダ、殺し屋のサルタバタールがスパラフチーレと変わり、題名も「呪い」から「リゴレット」に変更された。1851年の3月11日、ヴェネツィアで初演され、大成功を収めたため、これがヴェルディ中期の門口に立つ傑作との評価を得たのである。
(C) 出谷 啓
最終更新:2009年1月30日

RETURN
オペラ名曲辞典TOP