第2幕
洞窟の魔法使いの所へ行く途中、3人は海辺にさしかかる。するとリナルドだけが敵軍の魔法使いアルミーダの罠にはまり、美しい女性に誘われるまま舟に乗り込み、さらわれてしまう。その頃囚われの身となったリナルドの恋人アルミレーナは、その美貌からエルサレム王アルガンテにすっかり気に入られ、愛人にならないかと迫られていた。悲しみに沈むアルミレーナは「私を泣かせて下さい Lascia ch'io pianga」を歌い、どうか1人にしてくださいとアルガンテを拒み続けた。一方魔女アルミーダは、十字軍の要であるリナルドを捕えることに成功したのだが、こちらもまたリナルドの凛々しさに心を奪われてしまう。アルミーダは魔術を使い、アルミレーナに変身してリナルドに迫る。ところがある日、アルミレーナに変身しているアルミーダを、王アルガンテが本物と思い込み口説いてしまった。心変わりを開き直るアルガンテにアルミーダは怒り、2人の仲は険悪となった。
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