【基礎データ】
ロドリーグとシメーヌ
Rodrigue et Chimene
全3幕(仏語)
作曲:クロード・ドビュッシー
Claude Debussy
台本:カテュール・マンデス
Catulle Mendes
初演:1993年5月14日リヨン
上演時間: 110 分
楽器編成:未完 スケッチのみ残存。ロシアの作曲家エディソン・デニソフが補完した。
概説:
ロドリーグはスペイン救国の英雄であり、その題材を扱ったフランス古典劇、コルネイユの戯曲「ル・シッド」を元にしたマスネのオペラがある。
ドビュッシーはマンデスの作でオペラ化に着手したが、作曲を中断し、先に「ペレアスとメリザンド」を完成させ、「ロドリーグとシメーヌ」に戻る前に亡くなり、オーケストレーションはしないまま、未完となった。
コルネイユの戯曲では、ロドリーグは戦いに勝利して帰ってきたが、ロドリーグは死んだという嘘をシメーヌに伝え、シメーヌのの本心を確かめ、またシメーヌに思いを寄せる貴族がロドリーグと決闘し・・・と話は続くが、マスネのオペラでも、またマンデス版ドビュッシーのロドリーグでもそのあたりはカットされている。
※このあらすじは、2006年9月21日22日北とびあ「さくらホール」で上演された東京オペラプロデュースの公演プログラムから提供を受けています。
最終更新:2011年2月2日
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