【あらすじ】
<序奏>
花畑で花を摘んでいた幼いオデット姫は、悪魔ロットバルトの呪いにより白鳥にされてしまう。
第1幕/ジークフリート王子の宮殿
宮殿の広間で、ジークフリート王子の21才を祝う誕生パーティーが行われていた。王子の親友ベンノを始めとする友人達、家庭教師のヴォルフガング、そして多くの村人達が王子を祝うために集まっていた。皆は楽しげに踊り、パーティーは華やかに盛り上がる。そこへ王子の母である王妃が現れ、明日王子の婚約者を決める舞踏会を催すと彼に伝えた。まだ一度も女性を愛したことのない王子は、話を承諾したものの、心には僅かに不安が広がった。その不安を打ち消すように、王子は親友のベンノに勧められるままお酒を飲み、再び皆で踊り始めた。夕暮れの湖上には、白鳥の群れが飛んで行くのが見えた。(オーボエによる全曲中最も有名な主題が物悲しい雰囲気で流れ、この先の物語を暗示する)
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