【あらすじ】
<第1幕>ディアナの聖なる森
純朴な羊飼いの若者アミンタは、狩の女神ディアナに仕えるニンフのシルヴィアに想いを寄せていた。アミンタはニンフたちの礼拝の場に誤って踏み込み、ひんしゅくを買う。シルヴィアは怒ってアミンタに弓矢を向けるが、人間のアミンタがニンフのシルヴィアに恋したのは、エロスの神の仕業だと考え、エロスの像に矢を放つ。しかしアミンタはエロスを庇い、その矢を受け止め傷つき倒れる。エロスは怒り、シルヴィアに黄金の矢を射る。矢はシルヴィアの胸に当たり倒れるが、シルヴィアに傷はない。この黄金の矢は、シルヴィアがアミンタに恋をするようにエロスが仕込んだ矢だったのだ。シルヴィアはアミンタを介抱するが、この様子を見ていた悪しき狩人オリオンは、自分もシルヴィアに想いを寄せていたので、彼女を連れ去ってしまう。村人が倒れているアミンタを見つけて介抱する。そこへ魔法使いの老人に扮したエロスが現れアミンタを生き返らせ、オリオンの去った道を示し、アミンタはシルヴィアの後を追う。
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