<第3幕>ディアナの神殿
バッカス祭の行われている女神ディアナの神殿にアミンタが現れるが、シルヴィアはいない。そこへ海賊船が近づき船員が上陸する。船長に扮したエロスが、女奴隷に扮しヴェールを被ったシルヴィアに踊りを命じる。この女奴隷に魅力を感じるアミンタだが、シルヴィアのことで胸が痛む。やがてエロスはシルヴィアのヴェールを取り去り、2人は感激の再会を果たす。しかし、そこにシルヴィアを取り戻しにオリオンが現れ、斧を振りかざす。シルヴィアはディアナの神殿に身を隠すが、オリオンが追ってきて、神殿に斧を振りかざす。その時、この行為に怒った女神ディアナが現れ、オリオンを打ちのめす。シルヴィアはニンフである自分と、人間のアミンタとの恋を認めるようにディアナに請うが、ディアナはこれを認めない。しかし愛の女神エロスはディアナに、かつてディアナが恋した美少年のエンディミオンの幻影を見せる。ここでディアナもうようやく二人の交際を認め、アミンタとシルヴィア、人間とニンフは良き神意のもとで結ばれ、大団円を迎える。(幕)
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