【基礎データ】
ブロウチェク氏の旅行
Vylety pane Brouckovy
The Excursions of Mr. Broucek to the Moon and to the 15th Century
作曲:レオシュ・ヤナーチェク
Leos Janacek(チェコ1854-1928)
台本:第1部→ヴィクトル・ディク、フランティシェク・ゲルネル、
フランティシェク・セラフィーン・プロハースカ、作曲者、他(チェコ語)
第2部→フランティシェク・セラフィーン・プロハースカ(チェコ語)
原作:スヴァトプルク・チェフの小説「ブロウチェク氏の月への旅」
及び「ブロウチェク氏の15世紀への新しい画期的な旅」
初演:1920年4月23日
プラハ国民劇場(プラハ)
演奏時間:約1時間50分(第1部:第1幕30分,第2幕30分、第2部:第1幕20分,第2幕30分)
楽器編成:
4Fl(4Pic),2Ob,EH,2Cl,Bs-Cl,2Fg,K-Fg/4Hr,4Tp,3Tb,Tub/Tim,Perc,Bells,Cel,Dudelsack (German Bagpipe),Org,Hp/Str
概説:作曲に取り掛かってから完成までに十年以上の年月を要したこの作品は、何名もの台本作家の手を介し漸く仕上げられた。作曲者ヤナーチェクの台本における数々の注文は、数名の作家を途中で辞めさせることにもなり、台本作成はかなり難航したようだ。その間ヤナーチェクは作曲を断念したり、オペラ作曲家をも辞そうとした時期があったが、作曲再開後には幾つかの傑作を生み出す快挙を成し得ている。ヤナーチェクにしては珍しい男性を主人公とした作品で、美しい名曲である。
by Ikumi
最終更新:2010年2月23日

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