【基礎データ】 ウィーン気質
Wiener Blut
ヨハン・シュトラウス 2世
Johann Strauss, Son(オーストリア1825-1899)
台本:ヴィクトル・レオン
Victor Leon
レオ・シュタイン
Leo Stein(独語)
初演:1899年10月26日
カール劇場(ウィーン)
Carl Theater
演奏時間:(第1幕35分、第2幕40分、第3幕20分) 合計約1時間35分
楽器編成:2Fl(Pic),2Ob,2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,3Tb/Tim,Perc/Hp/Str
概説:ナポレオン戦争後、ヨーロッパ内の秩序回復のために開催されたウィーン会議(1814-1815年)の頃の華やかなウィーンを背景に、実在の人物や場所を基にして作られた作品。曲はシュトラウスが既に作曲していたワルツやポルカ等から集めたものをアレンジして作られているので、耳慣れた心地よいシュトラウスの曲が楽しめ、全体にウィーンの香りが存分に詰まっている。アレンジの仕方が巧みで、完成度は高い。編作途中で肺炎をこじらせ亡くなったシュトラウスに代わりに、彼の作品に精通していたアン・デア・ウィーン劇場の指揮者、アドルフ・ミュラーが後を引き継ぎ完成させた。初演では振るわなかったが、3年後アン・デア・ウィーン劇場で再演されてからは人気を博した。
by Ikumi
最終更新:2008年9月22日
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