【基礎データ】
ヴォツェック
Wozzeck
アルバン・ベルク
Alban Berg(オーストリア1885-1935)
台本:アルバン・ベルク
Alban Berg(独語)
原作:ゲオルク・ビュヒナーの戯曲「ヴォイツェック」(未完)
初演:1925年12月14日
ベルリン国立歌劇場(ベルリン)
Staatsoper Unter den Linden,Berlin
演奏時間:(第1幕35分,第2幕35分,第3幕25分)合計約1時間35分
楽器編成:4Fl(Pic),4Ob(EH),4Cl(2Es,Bs),3Fg,K-Fg/4Hr,4Tp.4Tb,Tub/3Tim,Perc(Cym,BD+sus-Cym,Rute,SD,TT,s-TT,Trgl,Xyl)/Crl,Hp/Str
Banda/Fiedel,Accordion,Guit,Bonbardon,Pianino
概説:情婦殺害の罪により死刑となった、ヴォイツェックという実在の人物を、元理髪師の兵士として描いた戯曲が原作となっている。若くして亡くなった原作者ビュヒナーの、最後の作品で未完だったため、後半の結末が違う幾つかの異本がある。作曲者ベルクが、原作初演劇に使用した改訂版の間違った綴りを見て、オペラの名前が「ヴォツェック」になったという説がある。各幕各場面の情景と音楽構成が綿密に絡み合い、話の内容的にも強烈な印象を残すこの作品の評価は高い。全体的に暗く寂寥感漂う曲には、次の場面を予感させる鬼気迫るものがある。
by Ikumi
最終更新:2009年2月26日
RETURN
オペラ名曲辞典TOP