第2場/ドラゴティン邸近くの川辺
遠くから聞こえる婚約者ヨーネルの声で、ゾリカは目を覚ました。ふと辺りを見回すと、そこは見慣れた自宅前の川辺だった。駆け寄るヨーネルが言った。一晩中君を待っていて淋しかったと..。ゾリカは婚約パーティーの夜、ワインを飲み過ぎて川辺で朝まで眠ってしまったのだ。ロマでのことは全てが悪い夢。ゾリカは目の前のヨーネルを心から愛しいと思い、2人はしっかりと抱き合った。そして夜明け。2人は朝の木漏れ日の中ようやく初めてのキスを交わし、ゾリカの心は幸せに満たされていった。(幕)
RETURN
オペラ名曲辞典TOP