【あらすじ】
ニ長調のシンフォニアが主題を中心に展開する。
第1幕 レチタティーヴォとアリア、重唱など11曲から構成される。
第1場/ジェロニモの居間
金持ちの商人ジェロニモの次女カロリーナは、ジョロニモの使用人で法律家のパオリーノと秘密のうちに結婚していた。2人は秘密の関係である事を嘆き、早く公認の仲になりたいと願っている。パオリーノは「愛しい人よ落ち着いて下さい。悲しみはすぐ消える。」と優しく慰め、カロリーナもこれに和して歌う。カロリーナの父ジェロニモは商人としての成功では飽き足らず、貴族との縁組で家名をあげる事を望んでいる。それを知るパオリーノは、友人でパトロンのロビンソン伯爵を長女のエリザベッタと結婚させ、それに乗じてカロリーナとの結婚を許してもらおうとたくらむ。ジェロニモはこの縁組を喜ぶが、実は伯爵は文無しで、持参金を当て込んでいたのだ。そうとは知らないエリザベッタは早くも伯爵夫人気どりになるが、伯爵はそのエリザべッタではなく、次女のカロリーナ、つまりパオリーノの秘密の妻に魅せられてしまう。
第2場/応接室
あわてたパオリーノはジェロニモの妹で未亡人のフィダールマに相談する。しかしそのフィダールマはパオリーノに好意を持っていることがわかり、状況は益々混乱して行く。
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