第2幕ギリシャ軍の陣営
アミンタに会いに来たエリーザに、アジェーノレは面会を許さない。大王はアミンタを祝福し、粗末な服を王の装いに変えるように命ずる。アジェーノレはタミーリとの仲を大王にうち明けようとするが、その前に大王はアミンタとタミーリとの結婚を思いつく。絶句するアジェーノレ。 玉座を引き受ける決心をしたアミンタは妻を永遠に愛するとアリアを歌う。アミンタがタミーリと結婚すると思ってアジェーノレは嘆き、エリーザもアミンタの心変わりを怒り悲しむ。ヘラクレス宮殿での戴冠式と婚礼。タミーリとエリーザはそれぞれアジェーノレとアミンダを返してくれと大王に訴える。 これを退ける大王の元にアミンタが羊飼いの姿で現れ、タミーリが玉座をとり、自らはエリーザと結婚して羊飼いのままでいるのが一番いい解決方法と大王に言う。4人の純粋な若者に感動したアレッサンドロ大王は、アミンタがエリーザと結婚してシドンの王となり、アジェーノレとタミーリにも別の土地を与えることを告げる。またアミンタには牧人の衣装のまま戴冠することを望む。全員で偉大なアレッサンドロ大王を賞賛し、愛と喜びのフィナーレで祝典オペラの幕が下りる。(幕)
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