【基礎データ】
1日だけの王様
(偽のスタニスラオ)
Un giorno di regno, ossia Il finto Stanislao
ジュゼッペ・ヴェルディ
Giuseppe Verdi (伊1813~1901)
台本:フェリーチェ・ロマーニ
Felice Romani(伊語)
原作:アレクサンドル・ヴァンサン・ピノー=デュヴァル[偽のスタニスラオ]
初演:1840年9月5日スカラ座(ミラノ)
演奏時間:(前奏曲5分/第1幕55分/第2幕40)合計100分
楽器編成:2Fl,2Ob,2Cl,2Fg/4Hr,2Tp,3Tb,1Tuba/Timp,perc/Str
概説:
1839年、ヴェルディの初めてのオペラである「オベルト」が初演され、一定の評価を得た。つづいて、スカラ座からの委嘱で作曲された、第2作目が、この「1日だけの王様」(偽のスタニスラオ)である。このオペラはヴェルディの唯一のレチタティーヴォ・セッコつきオペラ・ブッファだが、この頃、最愛の妻や子供を相次いで亡くするという不運に見舞われたこともあり、初演は失敗であった。この失敗はヴェルディにとって、喜劇に対するトラウマとなり、以後ヴェルディは最晩年のオペラ「ファルスタッフ」(1893年)まで、実に半世紀以上の間、喜劇を作曲しなかった。
by AS
最終更新:20080520
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