by Nino Karumidze
佐々木 修 プロフィール
1955年青森県弘前市に生まれる。弘前高校を経て武蔵野音楽大学に学ぶ。1977年よりオーストリア政府奨学生として、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学指揮科に学び、ヘルベルト・フォン・カラヤン、セルジュ・チェリビダッケ、ゲルハルト・ヴィンベルガーに師事。1979年カラヤン国際指揮者コンクール(ベルリン)に入賞 (ファイナリスト)。1981年モーツァルテウム音楽大学指揮科を最優秀で卒業。1981年〜1984年モーツァルテウム音楽大学指揮科講師、同大オーケストラ常任指揮者をつとめる。 1982年東洋人の指揮者として初めて、同大オーケストラを指揮してザルツブルク国際モーツァルト週間にデビュー「心から自然でしなやか、新鮮なモーツァルト指揮者」(オペラ・コンツェルト誌)と高い評価を得る。1983年国際モーツァルテウム財団よりベルンハルト・パウムガルトナーメダル、また国際ザルツブルク協会より奨励賞を授与される。1984年ベルリン放送交響楽団(現ベルリンドイツ交響楽団)を指揮して、リアス放送新人演奏会(ベルリンフィルハーモニーホール)に出演。帰国後、日本各地のプロ、アマチュアのオーケストラ、合唱を指揮。1996年フジテレビ「アトランタオリンピック総集編」では東京シティフィルを指揮して出演、全国の注目を浴びた。1999年〜2009年大阪交響楽団のミュージック・プランナー、ITプランナーをつとめる。放送の分野では、NHK「FMシンフォニーコンサート」、大阪FM 802「フロムサントリーホール」、テレビ東京「タモリの音楽は世界だ!」のパーソナリティーや音楽監修をつとめる。ITの時代に入り、佐々木 修はさらにその活躍の場を広げている。2000年世界初の女性向けモバイルサイト「ルナルナ」のビジネスモデルを作り(株)MTIと共同で創設、2011年まで企画・開発に携わる。2013年からは日本橋オペラ常任指揮者をつとめている。これまで『ラインの黄金』『ワルキューレ』『ジークフリート』『神々の黄昏』『さまよえるオランダ人』『タンホイザー』『トリスタンとイゾルデ』『魔弾の射手』『コジ・ファン・トゥッテ』『魔笛』『フィガロの結婚』『イリス』『椿姫』『アイーダ』『トロヴァトーレ』『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ』『仮面舞踏会』『グスターヴォ三世』『トスカ』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』『トゥーランドット』『アンジェリカ』『ジャンニ・スキッキ』『ヘンゼルとグレーテル』などを指揮している。音楽現代誌の公演批評では「新しい感覚のワーグナー像を提示」「高い緊張感の保持とドラマティックな指揮」と評されている。近年は音楽史上重要な作品であるが、これまで忘れ去られたり、評価がされてこなかったオペラを発掘、さらに楽譜の修復、校正に取り組み、メサジェ『お菊さん』、ヴェルディ『グスターヴォ三世』、モンレオーネ『カヴァレリア・ルスティカーナ』、ベートーヴェン『レオノーレ』と、続けて日本初演、同時にアジア初演して高い評価を受けた。さらに編曲家・編集者としてIMSLP(ペトゥルッチ国際楽譜ライブラリー)に多数のオペラや合唱の編曲、あるいは批判校訂版のボーカルスコアを提供、2020年10月には、新型コロナウイルスの影響で大規模なオーケストラでの上演ができなかったドイツ・ハノーファー国立歌劇場で、佐々木が2013年に日本橋オペラのために編曲した、室内オーケストラ版の『トリスタンとイゾルデ』が4回上演された。ハノーファー・アールゲマイン紙からは「元々の作品がこれではないのかと思わせた」との高い批評を受けている。佐々木 修の活躍は、日本経済新聞、産経新聞、モーストリークラシック、読売新聞、音楽の友などのメディアで広く取り上げられている。さらにWEB、映像、録音、AI特許の分野でも実績を重ね、音楽プロデューサー、YouTuber(ユーチューバー)としても活躍している。横浜市中区在住、株式会社マエストロ代表取締役、日本橋オペラ常任指揮者、一社)日本橋オペラ研究会理事。
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