東北地方特有の疾病予防研究

終戦処理の後、無給助手ではありましたが、研究の場として戻った慶應の予防医学教室で、CO中毒の基礎研究と労研の方々との現場調査で産業衛生に触れ、論文を書きました。

昭和29年弘前大学へ移りましたが、東北地方で問題があると考えた脳卒中や高血圧の予防に関して、疫学的研究を展開、その後、多要因の中での食塩過剰摂取の疾病論的意義とリンゴ摂取による高血圧予防、NaとKの研究を記録できました。

日本産業衛生学会:日本の産業保健−あゆみと展望、p207、平成12年4月

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