マラソン流行の世の中である。昔学生時代、日吉から信濃町までマラソンのクラス対抗をやったことを思い出す。
それにしても、先頭集団のあとにつく自動車群をテレビでみながら、気になってならない。
COとHbとの関係を追求したのが学位論文になったこともあると思うが、排気ガスのCOがランナ−のめいわくにならないのかと思うのである。
医学的常識からいっても、排気口のすぐ近くなら自殺も可能な位のCO濃度だし、5メ−トルはなれても十分検知できる濃度である。まるで排気ガスの吸入実験をやっているようではないか。
白バイのあとをはしるランナ−が気の毒でならない。きれいな空気の中で、思いきり走らせてやりたい。
道をあけることは、観客のエチケットである。もしどうしても先導が必要なら、自転車でやるべきだ。