早く床につくと12時近く目をさますことになり、ニュ−スのあとのワ−ルド・ネットワ−クに聞き耳をたてることになる。世界の各地からの生活に結びついたナマの声は昔歩いた地域の記憶と重なってそれなりに興味をそそる話題が多い。
昨夜の深夜放送は韓国のソウルからの「干支(えと)」の話だった。
日本では「いのしし」であるが韓国では「ぶた」だとの話であった。
わが国では「ぶた」は、何でもたべる、悪臭があると、「養豚業者」が環境衛生上話題になることが多いように思われ、どちらかというと豚には「不潔感」があるようだが、韓国では「お金があつまる」ということで歓迎され、「金の豚の置物」「ケイタイ・ストラップ」など人気があるという話であった。おまけに日本と同様に「しょうし(子)化」が問題な韓国では今年の「出産」が歓迎されているとか。
処かわれば・・・・の話であった。
「豚」の話で思い出すのは、昭和32.7.12日に弘大医学部南臨床講堂で行われた「新八会教授による学生向けの講演会」である。その中で村江通之鳥取大教授の「公衆衛生よもやま話」があった。
ここではふれないが、この会での各教授の話は歴史的に重要なまた記録だと思うが、村江先生の話は各地で講演される先生お得意な「衛生講話」であって、内容は「豚を”衛生的に”飼うと・・・・」と、”豚のなき声”とともに、ご自分で”衛生的に”豚を飼われた話を思い出すのである。
朝おきてその話をしたら、話題のモデルさんが「豚をペットにしている」といっていた。
私はその時、新聞に「豚の食塩中毒」の小さい記事があった話を付け加えた。
それは人間の残飯で飼われていた「豚」が「食塩中毒」になったという記事であった。
人間の食生活が「食塩過剰摂取」であることを示す「傍証」だと思って、記事を切り抜いた記憶が甦ってきたのである。(20070111)