第2幕
夜のアントワープの城内。追放となったテルラムントと妻のオルトルートがひそひそ話している。オルトルートは異教徒の魔法使いで、彼女が魔術でゴットフリートを白鳥に変えたのだ。そしてエルザを弟殺しの犯人に仕立て、ブラバント公国の跡目を狙っていたのだった。エルザがバルコニーに現れ、明日の結婚式の喜びを歌う。オルトルートは巧みに彼女の同情心をひき、彼女の部屋に入り込む。そしてエルザに騎士に対する疑念を植え付ける。夜明けとともに人々が集まる。軍令使はテルラムントの追放と、騎士にブラバント公国の主権を授けようとするが、騎士は固持する。そこで「ブラバントの保護者」と宣言される。やがてエルザの行列が寺院に詣でようとしたときオルトルートが現れ、騎士が名前も素性も明かさないのは魔法を使っているからだと告発する。国王ハインリヒと騎士が登場すると、今度はテルラムントが名前と素性を明らかにすることを求める。しかし騎士は「自分が答えなければならないのはエルザに問われた時だけ」と答える。
つづく

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