クルト・ヴァイル(ワイル)
Weill, Kurt
独 1900 - 1950
父はデッサウのユダヤ教会合唱指揮者。
幼い頃から才能を発揮、作曲をする。
1918年、ベルリン音大でフンパーディンクに師事。
1921〜23年、プロイセン芸術院でブゾーニのマスタークラスで学ぶ。
「ドイツ・ラジオ放送 Der Deutsche Rundfunk」誌へ寄稿。
1923〜26年、「11月グループ」の音楽部門に参加。20年代を代表する作曲家の一人となる。
1928年、「三文オペラ」で一躍有名になる。
1933年、ナチスがヴァイルの作品の禁止令を出し、ロンドン、パリを経て米国に亡命、ニューヨークに定住。
当初米国では欧州の現代音楽は受け入れられなかったが、徐々に米国風な作品を手がけるようになり、40年代にはヒットを飛ばす。
1943年にアメリカ国籍を取得。
初期にはシェーンベルク、ストラヴィンスキーの影響を受けた。米国に移ってからはミュージカル、映画音楽の分野でも活躍した。
ダンス音楽やポピュラー音楽の要素を入れた独特の新古典主義。
アメリカ時代には、独自の形式による高度な音楽劇を書き、ブロードウェイのミュージカルをオペラや演劇の要素を取り入れて拡大し、音楽と物語の一体化を目指した。
代表作：
交響曲（2曲）
弦楽四重奏曲（2曲）
クォドリベット Quodlibet op.9
明かりを浴びたベルリン Berlin im Licht（管楽合奏のためのソング）
カンタータ 「レコルダーレ Recordare」op.11f（無伴奏4部合唱）
カンタータ「マグナ・カルタのバラード The Ballad of Magna Charta」
◆舞台
マハゴニー Mahagonny
マハゴニー市の興亡 Aufstieg und Fall der Stadt Mahagonny
三文オペラ Die Dreigroschenoper
リンドバーグの飛行 Der Lindberghflug
イエスマン Der Jasager
銀の湖 Der Silbersee
７つの大罪 Die sieben Todsunden
マリー・ギャラント Marie Galante
ニッカーボッカー・ホリデイ Knickerbocker Holiday
街の風景 Street Scene
星空に消えて Lost in the Stars
作品：管弦楽曲DB
作品：オペラ名曲辞典

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